ウイルスバスター クラウド 10 VS カスペルスキー

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セキュリティソフトの性能調査で有名なAV-comparativesの各種テストで、軒並み好成績を記録しているカスペルスキー。対ウイルス性能は世界的に有名で高評価です。ウイルスバスターも近年は評価が高いのですが、この点、比較するとどうでしょうか?

また、ウイルスバスターはWebの安全評価機能の高さで有名ですが、こうした点や個人情報保護機能、パソコンの動作の重さや、アプリの使いやすさなども比較してみたいと思います。

ウイルスやWeb脅威に強いのはどっち?

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ウイルスに対する防護力やファイアウォールの性能などで、世界的な評価が非常に高いのがカスペルスキーの特徴です。AV-comparativesでは「パターンファイルによるテスト」「未知のマルウェアに対するテスト」「現実の世界に近い環境でのテスト」など、さまざまな種類のテストがありますが、どのテストでも何年も連続でADVANCED+(最高の成績)を収めています。

この点、ウイルスバスターはどうかというと、数年前まではSTANDARDやADVANCEDの年もありましたが、ここ2~3年はADVANCED+をマークすることが多くカスペルスキーに負けない評価になってきました(ただし「未知のマルウェアに対するテスト」は不参加です)。ウイルスに対する強さの点では、カスペルスキーの方が世界的な信用力は高いといえるでしょう。

Web脅威からの防護機能については、Webサイトの安全評価、フィッシング対策、ペアレンタルコントロールなどの機能はどちらも優秀です。異なるのはカスペルスキーでは「ネット決済保護」があり、クレジット決済やネットバンキングを安全に行えるようになっています。ウイルスバスターは個人情報保護に強く、SNSを通じた個人情報の漏洩などを防止するのに役立ちます。

サクサク動くのはどっち?

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軽さを比較すると、カスペルスキーの方が若干重たい感じがしました。特にスペックの低いパソコンで使用したときにアプリケーションの起動に時間がかかったり、インターネットをブラウジング中にちょっと固まったようになったことも。この点、ウイルスバスターはクラウドになってからサクサク動く感じがあって良いですね。

パソコンのフルスキャンにかかる時間は、はじめてのスキャン時はウイルスバスターの方が若干長めにかかりました。ただし、ウイルスバスターでは24時間以内に検索したファイルは再チェックしないため、2度目からは随分、時間が短縮されます。カスペルスキーでは2度目から速くなるということはなく、毎回、同じように時間がかかりました。結果的にはウイルスバスターの方がストレスなく、ウイルススキャンを実行できそうです。

テストデータ
/ セキュリティソフト無し ウイルスバスター カスペルスキー
PC起動時間 29秒 30秒 41秒
ブラウザ起動時間 3秒 3秒 10秒
フルスキャン(1回目) / 10分 5分46秒
フルスキャン(2回目) 35秒 7分7秒

パッと見ただけで使いやすいのはどっち?

画面のわかりやすさ、使いやすさについては、どちらもまったく問題を感じませんでした。主な設定はON/OFFのスイッチを切り替えるだけだったり、細かい設定画面へもスムーズにたどり着けて、全体にわかりやすくなっています。

あえて違いをあげるなら、駆除できないウイルスを検出したとき、ウイルスバスターでは自動的に削除しますが、カスペルスキーでは削除するかどうかのポップアップが表示されます(設定により変更できます)。ある程度知識があるユーザーなら自分で判断できた方が良いでしょうが、初心者ユーザーの場合「どうしますか?」と聞かれても却って不安になってしまうでしょう。

また、どちらもスキャン中の進行割合を%で表示しますが、カスペルスキーは残り○時間という表示もあり、これがまったくアテにならなかったです。もうすぐ終わりそうに見えて、なかなか割合が増えていかないので却ってイライラしてしまいました。

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強固なウイルス性能で選ぶか、サクサク環境で選ぶか。

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ウイルスに対する強さへの信頼感で選ぶならカスペルスキーの方が勝っていました。ただし、この点はウイルスバスターも頑張っているので、大差はないように思います。

パソコンやアプリの動作環境で見ると、カスペルスキーはちょっと残念な感じが拭えなくて、これはウイルスバスターの勝利といえるでしょう。使いやすさはどっちもどっちという感じでした。

あとはネットバンキングなどをよく使う人はカスペルスキーが、SNSをよく使う人はウイルスバスターが向いているといえるのではないでしょうか。

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